rit. rall.riten.
楽譜によく出てくる速度記号 rit riten rall まずは1つずつ、読み方違い方を見ていきましょう
rit.

- 【名称】 ritardando(リタルダンド)
- 【略語】rit.(リット)やritard. 略語で書かれていることが多い
- 【意味】次第に遅く
- rit.の後によくa tempo やin tempoの速度記号が書かれることが多い。それは、だんだんゆっくり弾いた後に、元の速さに戻す指示がされている。
rall.

- 【名称】rallentando(ラッレンタンド)ラレンタンド
- 【略語】rall. 略されて楽譜に書かれる事が多い
- 【意味】だんだんゆるやかに rit.と同意味
riten.

- 【名称】ritenuto(リテヌート)
- 【略語】riten.
- 【意味】ただちに遅く 急激に遅く
rit rall ritenuto の違い
rit.(リット) rall.(リタルダンド) riten.(リテヌート) どう違うのか
rit. (リット)と rall.(リタルダンド) は 次第に遅く、だんだんゆっくりに という同じ意味。ですが、ニュアンスが違います。
■rit(リタルダンド(リット))は、自然な感じでだんだんゆっくりに
■rall.(ラレルダンド)は、意図的にだんだんゆっくり
■ritenuto(リテヌート)は、ただちに遅くです。今まで弾いていたテンポから急激に遅くするという意味です。
rit.(リタルダンド) と rall. (ラレンタンド)を演奏で聞いてみましょう
トロイメライ (シューマン作曲) rit
トロイメライの最後が 自然にだんだんゆっくりという意味の rit.(リタルダンド)が書かれています。トロイメライは、次第にゆっくりになって曲が終わります。
楽譜に ritardando と書かれています。2:15ぐらいから聞き始めると、終わりに向かって徐々にゆっくりになっています。最後は、自然な感じでゆっくりと遅くなり終わります。オルゴールがとまる様に。

ノクターンNo.2 rall.
ノクターンNo.2 (ショパン作曲)の最後の部分で、故意にだんだん遅くなるという意味の rall.(ラレルタンド)が使われています。右手だけで、たかたかたかたか~と弾いた時にだんだん遅くなる部分があります。3:47あたりでぐっと遅くなります。

楽譜には、rall. の後、atempo と書かれています。 故意にだんだん遅くした後に、元のテンポに戻してねという意味です。
バラード1番 riten.
バラード第1番 (ショパン作曲)
バラード第一番 の最後の部分で、急激に遅くなるという意味の riten.(リテヌート)が3度使われています。
retenut.(リテヌート)で急激に遅くなり、accel(アッチェレランド)で、次第に速くなっているので、他の曲よりわかりやすいと思います。8、57分頃から聞いてください

rit.(リタルダンド) rall.(ラレルタンド) riten.(リテヌート)の違い まとめ
3つの違いおわかりになりましたでしょうか。車で例えるなら
- rit.(リタルダンド)は 自然にだんだんゆっくり アクセルを離し、ブレーキを使わず自然に速度を落とす
- rall.(ラレルタンド)は 故意にだんだんゆっくり ブレーキを少しずつ踏んで少しずつ遅くする
- riten.(リテヌート)は 急激に遅く 強めのブレーキで、急激に遅くする
のイメージです。

