ローベルト・シューマン 子供の情景より「トロイメライ」
ローベルト・シューマン作曲 「子供の情景」より7曲目 「トロイメライ」
子供の情景は、シューマンが9歳離れたピアニストのクララとの結婚を彼女の父親に反対されていた時期の1838年に作曲された。この時シューマンは28歳、クララは37歳である。
子供の情景は、シューマンの子供っぽいしぐさに触発されイメージがひろがった、「平和で優しく、幸せで、クララとシューマンの未来のように」とクララへの手紙で綴っている。また余談だが、クライレスレリアーナも聞くと、そのパッセージのいくつかには、クララへの激しい愛や二人の人生、クララの面影が見られるとも綴っている。
甘く夢見るような旋律が美しく、シューマンの子供の情景の作品の中で最も知られている曲だと思います。教科書でも小6、中2で何度か取り上げられており、その時にはトロイメライを日本語に訳した「夢」というタイトルで紹介されています。本来の意味を考えると「夢」というより「夢想」という方が正しいようである。
トロイメライの楽譜の用語
Andante espressivo・・・ほどよくゆっくりと、歩くように 表情豊かに