シャープ5つの 音階(長調・短調)
シャープが5つ の調は、 ロ長調 と 嬰ト短調 です。
ロ長調 (♯5)
ロ長調は♯(シャープ)が5つ つく シから始まる音階です。ロ長調の楽譜には、このように音部記号(ト音記号)のとなりに5つの♯がついています。(左から ファ ド ソ レ ラ)(F C G D A)
わかりやすく、ロ長調の音階 を書くと
シ ド♯ レ♯ ミ ファ♯ ソ♯ ラ♯ シ
ロ長調 ドイツ名称、アメリカ名称
- 日本 ロ長調
- ドイツ H dur (ハー ドゥーア)
- 英 B major (ビー メジャー)
ロ長調 曲と特徴
ロ長調の音階は、弾く鍵盤と指の長さが合っており、とても弾きやすい。ショパンは、生徒に24の調の音階(スケール)の練習をさせる時、最も弾きやすいこのロ長調から始めさせたと言われている。
ロ長調の曲はクラッシック音楽の中では少ない調
ショパン 24のプレリュード ロ長調
ショパン ノクターン NO3 ロ長調
嬰ト短調 (♯5)
同じ様に♯が5つの調があります。それが、ファの♯から始まる、嬰ト短調です。ロ長調と同じ様に音部記号(ここではト音記号)のとなりに5つシャープが書かれています。
分かり易く嬰ト短調の 音階を 書くと
ソ♯ ラ♯ シ ド♯ レ♯ ミ ファ♯ ソ♯
嬰ト短調 の ドイツ名称、アメリカ名称
- 日本名 嬰ト短調 (えい トたんちょう)
- ドイツ名 Gis moll (ジス モール)
- アメリカ名 G minor (ジー マイナー)
嬰ト短調 曲と特徴
嬰ト短調は、譜面上で 第4音のドがダブル♯を使われることが多い。(ソ♯ ラ♯ シ ド♯ レ♯ ミ ファ♯ ソ♯) 演歌の音調に多い
嬰ト短調 には 有名な ラカンパネラがある。
ラ・カンパネラ 嬰ト短調
亀井聖夜 リスト作曲 ラ・カンパネラ
スクリャービン 幻想ソナタ 嬰ト短調