装飾音
装飾音・・・音を飾るための音符や記号。前打音・トリル・モルデント・プラルトリラー・ターン等の種類がある。同じ装飾音でも、時代や地域、作曲家によって演奏に違いがあり一定ではない。
ここでは、一般的な奏法例をご紹介します。
前打音
ある音の前に置かれる装飾音。「長前打音」「短前打音」「複前打音」の3つがある
装飾音は、現代のピアノになる前、チェンバロの時代の作品に多くみられます。ご覧の通り、バッハの楽譜は装飾音だらけです。今のピアノの様に、豊かな音色や強弱、ペダルにより音を長く保つこともできません。そのため、装飾音が頻繁に使われています。
「短前打音」
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奏法例

➀は、装飾音を拍と同時に弾く(古典派以前の作品)と、②のように拍より先に装飾音を弾く奏法があります。(ロマン派以後)
「長前打音」
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「複前打音」
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ある音の前に複数の音がある、複前打音。この場合、ドの音の前にラシの2音があります。

短前打音と同じく、➀は拍と一緒に弾く古典派以前の奏法、②は、ロマン派以後の拍の前に弾く奏法
この曲は4分の2拍子。 1,2、1,2のリズムで拍を数えます。➀は1,2の2と同時にラシドと弾き、②は1、2の2の前に装飾音のラシを弾き2と同時にドを弾きます。弾き方が時代によって異なります。作曲家によって違いがありますが、これが一般的な奏法です。
トリル
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トリル記号のついた音とそのすぐ上の音をレミレミレミレミレミレミ~の様に交互に、かつ素早く弾く。

上記譜面では、レの音にトリルがついている。下段にトリルの奏法例 レミレミレミレミ レミレミレミレドレ ド
何回反復させるか、トリルを始める音はどちらか、は時代の演奏習慣や演奏家によって変わる。
モルデント
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プラルトリラー
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ターン
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