トリル
ピアノの奏法の1つ トリル。このトリルがきれいに弾けると弾けないでは大きく差がでます。そんなトリルどう弾けば綺麗に弾けるのか、どの楽譜を使えばいいの、どんな練習方法が良いのかをまとめました。
まず、藤田真央さんのモーツァルトソナタk545、トリルを聴いてみてください。
小鳥のさえずりのような、トリル。こんなトリルを目指し練習していきましょう。
ピアノのトリルのコツと練習方法
- トリルの弾き始めにアクセントをつけない、弾き始めはやさしく
ピアノのトリルの練習になる曲
- ハノン 46番
- ツェルニー100番 の 34番
- バッハ インベンション
- モーツァルトソナタ k331
- ショパンノクターン 嬰ハ短調 遺作
トリルの種類
トリルの指番号
主流は2と3 1と3 です。 3と4でもOK。自分にあった指使いをする
トリルはなぜあるのか
現代のピアノが存在しないバロック時代、チェンバロで演奏していました。音を長く伸ばせないため、トリルで音の長さを表現していました。モーツァルトの時代もチェンバロです。バッハやモーツァルトの曲にトリルが多いのはその理由です。
ピアノが完成しペダルがついたのは1783年になります。
どの方も分かり易く実演をまじえて解説してくださっています。一般的なこととして解説されており、個人差やご自身が正しく練習できていない場合もある為、すべての人にあてはまるわけではありません。
ピアニスト長島達也さん
- 指で弾くトリル (塩) → 疲れる、粒がそろう
- 手首を振り子のようにし弾くトリル (こしょう) → 脱力しているため疲れない、速い、音の粒がそろわない
- 1,2のどちらも使うトリル (塩&こしょう) → トリルが速く、粒がそろう
- まずは指を大きくあげて弾く 段階的に分かり易く練習法を教えてくれています
- 規則正しくトリルが弾けるようにする
- トリルを弾きながら弾いていない手に集中する 等
ピアニスト 森本麻衣さん
- ハノン46番 片手で練習、pやmpでゆっくりから弾く練習をする
- 腕でトリルを弾かない
- バロック時代とロマン派のトリルは異なる
- バロックや古典派のトリルは粒を揃える
- ロマン派は指の腹で
ピアニスト HARUNA
- 規則正しくトリルが弾けるようにする
- ツェルニー100番 34番を使った練習法を具体的に実演してます