毎日ピアノを練習しているのに、何時間も練習しているのに、なぜピアノがうまくならない?
ここでは、間違ったピアノの練習方法、上達する方法をまとめました。
こんなピアノの練習していませんか? ダメなピアノの練習
通し練習ばかりをしている
曲を最初から最後まで通して弾くことは気持ちがいいもの。弾いたことで練習したと勘違いしがちです。練習は通し2割、部分練習8割を心がけてましょう。
メトロノーム練習
メトロノーム練習、メトロノームに合わせて練習していると、メトロノームに合わせることに集中してしまい本来の演奏ができなくなります。ほどほどに
片手練習
片手練習は大切です。でも、片手練習に時間をかけても、両手になると全く弾けないのはよくある話。左手を片手で練習する時は、右のメロディーを歌いながら練習する等工夫しましょう。
指使いがいい加減
いい加減な指使いで弾いていると、弾きづらい、ミスが増える、音がきたない、速くひけない等演奏に支障がでます。楽譜に書いてある指番号で試し、時には自分の弾きやすい様に変えたりよりよい演奏が出来るようにきちんとした指番号で練習しましょう。(楽譜に書かれた指番号は出版社により異なることもあります。)
間違えた反復練習
弾けない箇所、ミスタッチする場所、なぜそうなるのか考えて練習していますか?考えて練習しなければ同じことを繰り返すだけ、むしろ悪い癖をすりこんでいくことになり、練習時間が増えてしまいます。
自分でどう弾けばを考える、指番号、手首、体の使い方、次の音への準備ができていない等 理由はなんでしょうか わからない場合は、先生にどう弾けばよいか、どういう練習をした方が良いか聞くことが重要です。
ピアノが上達するにはどうしたらよい?
よい先生を選ぶ
ピアノの先生選びはとても重要です。先生次第で上達速度も変わりますし、学ぶことも多いです。(もちろん練習すればの話)そして、自分に合った先生を選びましょう。
色々な人の演奏を聴く
今弾いている曲の演奏を聴いてみましょう。同じ曲なのにピアニストによって曲の解釈が違います。音も違います。色々な弾き方があるので、自分の好みの演奏を見つけてみましょう。CDでも良いですし、動画だと手や体の使い方もわかり勉強になります。
また、プロでもアマでも、子供の発表会やストリートピアノ、色々な方の演奏を聴いてみましょう。プロはもちろん、アマチュアの方の演奏でも聴くと刺激をうけます。
目的を持って練習する
自分で目標や目的を決めます。例えば、
- 今日は、〇小節まで右手だけ出来るようにしよう
- 今日は〇小節までゆっくり両手で間違えずに弾く練習をしよう
- 今日は苦手な左手のリズム練習をしよう
- 和音が苦手なので、和音を弾く練習をしよう
- 両手でひけるようになったから、強弱をつけて練習しよう
- 気持ちを込めて音楽的にひく練習をしよう
- 録音して自分の演奏を確かめて、おかしいところを直そう
と、今日はここまでやると目的を決めて、小さな成功体験をつくり自分にやる気と自信を持たせていきます。
ピアノの音をよく聞きながら練習する
弾くことばかりに必死になっていませんか?自分の音をよく聞いていますか?肩に力をいれずに、指揮者になったつもりで客観的に自分のピアノの音をよく聞きながら練習しましょう。
どんな風な曲にするか、楽譜を見ながら考える
ピアノを弾くだけが練習ではありません。楽譜を見て、ここはこう弾こう、こういう音色にしよう、全体のバランス等を考えたり歌ったり、その曲の背景を調べたりすることも大切なことです。
全部ppで弾いて練習する
ミスタッチが多い、うまく弾けない、そんな時は全部pp(ピアニッシモ)でゆっくり弾いてみるのがおすすめです。
ゆっくり練習する
速く弾く練習をしていても弾けません。ゆっくり表情や音色をつけて弾けてから、少しずつテンポをあげていきましょう。
練習の質をあげる
いくら練習時間を増やしても、練習の質が悪ければピアノは上達しません。弾けない箇所のリズム練習する等、質をあげましょう。先生に練習方法をしっかりと教えてもらいましょう。
録音して客観的に自分の演奏を聴く
録音すると自分の演奏を客観的に聴くことができます。
聞いてみたら、驚くほど下手だった、癖がすごい、リズムがおかしい、音が汚い、等々、問題点がたくさんでてくることでしょう。